経営方針

コーポレート・ガバナンス

1.基本的な考え方

当社は、経営理念(Mission)を「日本を世界一豊かに。その未来へ心を尽くす一期一会の『いちご』」とし、定款に定めています。私たちは日本社会の一員として、商号の由来である「一期一会」の心得のもと、この実現を最大の目標としています。
「心で築く、心を築く」という信条のもと、当社は既存不動産に新しい価値を創造する心築(しんちく)事業、いちごオフィスリート(8975)、いちごホテルリート(3463)、いちごグリーン(9282)の運用を中心とするアセットマネジメント事業、および太陽光発電を中心とするクリーンエネルギー事業を展開しております。当社および当社グループの経営の効率性、健全性を高め、長期的に企業価値を向上させるための手段として、積極的にコーポレート・ガバナンスの充実に取り組んでおります。
具体的には、組織・態勢を整備する取り組みと、役職員個人へ働きかける取り組みとを組み合わせ、積極的にコーポレート・ガバナンスの有効性の向上を図っております。

(a)当社の機関設計を指名委員会等設置会社としております。
当社の全ての取締役は、株主に対する受託者責任を負っていることを認識しているとともに、当該責任に基づき全てのステークホルダーとの適切な協働を確保しつつ会社と株主の共同の利益のために行動しております。
・取締役会は長期的な展望に立つ経営の基本方針の制定や業務執行の監督に徹し、それぞれの責任範囲を明確化した上で業務執行に関する決定と執行の権限を執行役へ委任し、経営の透明性と機動性を追求しております。
・取締役会は、実質的な議論を活発化するため、当社グループの事業領域における専門性に優れた執行役を兼ねる3名の取締役と、東証一部企業の社長経験者や金融・会計分野での高い専門性を有する6名の社外取締役にて構成しております。
・指名委員会は、取締役の選任および解任に関する株主総会への議案の内容を決定する他、執行役の選任および解任に係る取締役会提出議案の内容の決定ならびにいちごグループ各社の役員の選任および解任に関する意見の勧告的提出を行っております。
・当社は、取締役会の下部機関として業務執行組織から独立したコンプライアンス委員会を設置しており、コンプライアンスに係る重要な問題を審議しております。
・提出日現在での各機関の人数構成は、以下のとおりです。
取締役会: 9名(うち社外6名)
指名委員会: 5名(うち社外3名)
監査委員会: 3名(うち社外3名)
報酬委員会: 5名(うち社外3名)
コンプライアンス委員会:4名(うち社外2名)
(b)当社は、いちごグループの全役職員が経営理念を深く理解し確実に実践するように、多様な取り組みを行っております。その概要は次のとおりです。
・経営理念を、事業計画や職務評価制度を通じて全役職員に周知しております。
・経営理念を達成するために、グループ各社にて「いちごグループ企業倫理綱領」と「いちごグループ行動規範」を共有し、各役職員が遵守すべき事項を明確化しております。
・グループ全役職員は、毎年、コンプライアンス研修を通じて、「いちごグループ企業倫理綱領」と「いちごグループ行動規範」の内容を確認しております。また、いちごグループの全役職員は、「行動規範コンプライアンス表明書」を執行役会長および執行役社長宛に提出することにより、本規範を遵守することを誓約しております。
2.資本構成

【大株主の状況】(2016年8月末現在)

名称 持株比率
1 いちごトラスト・ピーティーイー・リミテッド 59.51%
2 Chase Manhattan Bank GTS Clients Account Escrow
(常任代理人株式会社みずほ銀行)
5.28%
3 日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口) 1.97%
4 State Street Bank and Trust Company 1.35%
5 SMBC日興証券株式会社 1.15%
6 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 1.07%
7 資産管理サービス信託銀行株式会社(証券投資信託口) 0.92%
8 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 0.81%
9 株式会社SBI証券 0.53%
10 State Street Bank and Trust Company 505311 0.49%
【補足説明】 持株比率は自己株式(831,200株)を控除して計算しております。
3.企業属性
上場取引所および市場区分 東京証券取引所市場第一部
決算期 2月
4.支配株主との取引等を行う際における少数株主の保護の方策に関する指針

当社をはじめ当社グループ会社各社は、当社の支配株主であるいちごトラストPTE、ならびにいちごトラストPTEに100%出資しているいちごトラスト(間接所有)との取引について、一般の市場取引と同様に法令、当社内部統制システムに基づく適正な手続きを経ており、コンプライアンス部、監査部、監査委員会、取締役会、顧問弁護士等による検証を行い、少数株主の保護に努めております。

5.その他コーポレート・ガバナンスに重要な影響を与えうる特別な事情

当社ならびに事業子会社からなる企業集団における業務の適正を確保するため、以下の体制を採用しています。

  • 1.事業子会社は、いちごグループ経営理念、いちごグループ企業倫理綱領、いちごグループ行動規範を共有する。
  • 2.当社は、株主権の行使のほか、事業子会社との経営管理契約に基づき、各社のコーポレート・ガバナンス、コンプライアンス、リスク管理、反社会的勢力の排除等に関する事項等について助言、業務受託等を行う。
  • 3.当社の監査委員会又は監査委員は、事業子会社の監査委員、監査役と必要に応じ会議を持ち、監査上の重要課題について意見交換を行う。
  • 4.事業子会社の業務活動全般についても、法令等に抵触しない範囲において監査部による内部監査の対象とする。
  • 5.当社および事業子会社は、グループ内取引等の管理に関する基本方針としていちごグループ利益相反管理方針を定め利益相反の弊害のおそれがある取引について管理体制を整備、運用する。
コーポレート・ガバナンス報告書