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【RS中村選手】 10点を狙うには?
2014.11.13
ライフル射撃の競技銃には「マイクロサイト」と呼ばれるピープ(覗き穴)式の精密照準器が
装備されています。
銃身前方の銃口付近にあるフロントサイトを目標に合わせて、後方の照門(しょうもん、リアサイト)
の穴の中に見えるようにして狙います。
10m競技用の紙素材の標的の場合、10cm四方の紙に書かれた的の中心部分は直径0.5mmほどしかなく、
それ を拡大レンズが入っていない照準機を使って、10m離れたところから狙います。
でも、実際覗いた時に見えるのは、4.5cmの黒い丸だけで、マイクロサイトとリアサイトと
標的の黒い丸の3つの円を全て同心円にした時に撃つことで10点になります。
ただ、0.5mmの点に当たっていないと10点にはなりません。
選手の中には、眼鏡やコンタクトを使用しているものも多くいます。
「見る」というより、「感覚」、「バランス」だと思います。