サステナビリティSustainability
心築事業による不動産の長寿命化への取り組み
日本の不動産は建物が古くなると新しいものに建て替えるのが一般的ですが、いちごは既存の建物を大切にして、そこに新しい価値を創造しています。立地や利用者様のニーズなどに合わせて、新しい価値を生み出す取り組みです。
築39年のホテルを全面リニューアル THE KNOT TOKYO Shinjuku
いちごは、かつての新宿ニューシティホテルに耐震補強を施し、配管などの設備の更新、客室内装の改修を行い、使える設備は残しつつ、コンセプトを刷新し、「ライフスタイルホテル」としてリニューアルしました。 修学旅行など学生の団体客が主体となっていたホテルを全面改装し、デザイン性の高い、居心地の良さを追求、宿泊特化型ホテルにもラグジュアリーホテルにも属さない、日本のホテルマーケットにおける新領域の創出を実現しました。地域の皆さまと連携したサービスやコンテンツを展開し、近隣の皆さま、国内外のお客さまに足を運んでいただけるホテルへと生まれ変わりました。


宮崎の持続可能な街づくりの取り組み
いちごは、九州の宮崎市に県内初の大規模ショッピングセンターである「宮交シティ」を取得しました。当時の宮交シティは、かつての賑わいを失い、存続の危機にありましたが、外観のリニューアル、利便性の追求、行政や地域との連携に努め、全国区のテナントも誘致し、地域のコミュニティとして生まれ変わらせることが出来ました。
近隣の学校の行事でも活用いただく等、地域に根差したショッピングセンターとなっています。


三浦半島を代表する新たな⾷の発信拠点「いちご よこすかポートマーケット」
1987年に竣工したマグロの冷蔵倉庫の一部を転用し、地元の農水産物の販売をする施設「よこすかポートマーケット」が2013年にオープンしました。横須賀市が全額出資する団体による運営でしたが、売り上げ不振が続き2019年に閉鎖。横須賀市がPPP(パブリック・プライベート・パートナーシップ)にて新たな運営事業者を複数の候補から選定する中、現存不動産の価値を活かす当社のコア・コンピタンスである心築(しんちく)をご評価いただき、いちごが選定されました。当社はこれまでも不動産を蘇らせてきたほか、農業支援や観光業の経験があるため、蓄積したノウハウを活かせる好機として手を挙げました。 2022年10月、「いちご よこすかポートマーケット」としてリニューアルオープン。「横須賀と⾔えば」のお店や⼀店舗営業にこだわる地元⼈気店の⼆店舗⽬としての出店、東京の⼈気店が三浦半島の⾷材を使って出店する等、施設のコンセプトに共感する店舗の皆さまが出店されています。

